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2024 Dec release
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CASSETTE TAPE
Limited 100copies
Original release : 1985
Includes download cord
ダウンロードコード付き
(税込)
(税込)
錬金術師MAURIZIO BIANCHIは、トランス状態に直結する7つのゲートを開通した。
そのゲートの先には、まるで高次元の存在が宇宙空間を移動する際に発する音、天上から降り注ぐ、天使達が奏でる祝祭の音のような、通常我々が感知出来ない様々な未知のサウンドがミックスされた極上のアンビエントトランスシンフォニーが響き渡る世界が広がっている。
あなたはいつでも至福のトランスワールドに往来可能であり、過度な情報や物質や嘘に埋め尽くされたこの世界のシステムから離脱出来るチャンスかもしれない。
Alchemist MAURIZIO BIANCHI has opened seven gates that lead directly to a trance state.
Beyond the gates, the sound of higher dimensional beings moving through space, or perhaps the revelry of angels as they celebrate their pouring down from the heavens, jointly unfold the world of a superb ambient trance symphony that mixes unknown sounds that resist our ordinary perception.
You can transit at your own leisure in this blissful trance world, and it may be a chance for you to break free from the system of this world, crammed as it is with an excess of information, objects, and lies.
New release
(税込)
2008年にスタートした、大分在住のShow
Akamineによるインダストリアルノイズソロプロジェクト。本作は2nd アルバムとなる。ダウンロードコード付き。
(1stはこちら
https://spaceshipairguitars.bandcamp.com/album/sabotage-assault-generators)
今作は映画の制作手法の一つである"Montage"を用いて制作された。
様々な場所でのフィールドレコーディング素材、自身の自作楽器からのサンプリングサウンドで構成されている。ミニマルなインダストリアルパターンが、時間の経過により交差し、時には重なり合い、一つ一つの素材が意味を変えながら、移り行く風景を紡いでいく。
アナログの音処理にこだわったというトラック群は、インダストリアルな佇まいを携えながらも、自宅でのリスニングに適した、じっくりとした質感を持っていて、まるで静かなミニマルな実験映画を繰り返し鑑賞しているかのような錯角を覚えさせる。
往年のインダストリアルミュージックのテイストを踏襲しながらも、2024年発信のフレッシュなアプローチを体感して頂きたい。
(税込)
「スペースストリーキングス 」、ロボットバトルパフォーマンス集団として結成した初期「カイライバンチ」、石川忠とのユニット「儡忠」などを経て、清水郁雄が今現在もソロとして活動を続ける「カイライバンチ」初の音源集が完成した。音楽兵器ともいえる自作楽器を多数使用、それらが明滅、高速回転、駆動する際に発する様々なメカニカルなサウンドを増幅し、MIDI制御され形成するサウンドは正にインダストリアルテクノミュージックであるといえよう。生々しく録音され綿密に構成されたトラックと豊富な機材写真で辿る、現在進行形の「インダストリアリズム」の軌跡である。
After working with "Space Streakings," the early version of "KAIRAI-BUNCH," which was formed as a robot battle performance group, and RAICHU, a unit he formed with Chu Ishikawa, Ikuo Shimizu continues to work solo under the name "KAIRAI-BUNCH," and has now completed his first collection of sound sources. Created through the use of a number of self-made instruments, which could also be considered musical weapons, the mechanical sounds they emit when flickering, rotating at high speed,
and being driven, are amplified and MIDI-controlled to form a sound that we must define as industrial techno music in the absolute truest sense. These vividly recorded tracks, meticulously composed and complemented with abundant photographs of the equipment, are a document that speaks of the continuing present progression of “industrealism”.
(税込)
Nigel Ayers(Nocturnal Emissions), PBK, Allan Zane(WYRM, Nihilist Assault
Group)による2023年録音の豪華最新コラボレーション作品。
タイトル"This home stands on ancient bones"(この家は古代の骨の上に建っている)は、現在のこの世界が、過ぎ去った全ての歴史の上に成り立っているということを再認識させる。
慈愛、悔恨、懺悔、幾重にも折り重なる全ての感情は、地表から立ち上り混ざり合い、中空を漂い、我々の周りに存在している。
それらにアクセスし具現化して見せるこの作品は、過去、現在、未来の全ての人類へ向けた鎮魂歌であり、讃歌のようである。
Presenting the latest collaboration of Nigel Ayers (Nocturnal Emissions), PBK, and
Allan Zane (WYRM, Nihilist Assault Group), recorded in 2023.
The title "This home stands on ancient bones" reminds us that our present world is
built upon a history of all that has gone before. Compassion, contrition, repentance—all the layers of emotions that rise from the surface of the earth—mingle and drift through the emptiness,
existing all around us.
This powerful work captures and embodies these emotions, serving as both a requiem and
a hymn to humanity across time—past, present and future.
Experimental, meditative and deep ambient music.
Sold out
(税込)
東京アヴァンギャルドシーンにおいて外すことの出来ないCal
Lyallと町田良夫によるアコースティックエクスペリメンタルエキゾチカユニット Osoyoos。
夢の中でしか行ったことのない場所、遠い記憶の中の異国。
バンジョー、スティールパン、ガムラン、Synthi
AKSなどで奏でられるOsoyoosの音楽は、聴く者を「何処でもない"あの場所"」へといざなう。
蜃気楼のようにおぼろげでありながら、あの場所へ戻ることを切望させるような、不可思議な魅力をたずさえるネオエキゾチックミュージックとなっている。
Emerging
from Tokyo's avant-garde underground, Osoyoos is an acoustic experimental duo, the result of nearly two decades of musical collaboration between Cal Lyall and Yoshio Machida.
Using
instruments like the banjo, steel pan, gamelan and Synthi AKS, Osoyoos' sound transports listeners into dreamlike realms, resonating with memories of far-off lands. Like a mirage, their music is
both elusive and captivating, beckoning to an ethereal "nowhere in particular."
Osoyoos
weaves an exotic sonic tapestry with an otherworldly charm that subtly lifts the listener's imagination, blurring the boundaries of reality and daydreams.
credit
Synths, guitars, effects, editing & mastering by
David López Saludes
Sold out
CD
Hand-made obuject
3 Insert card
singned
(税込)
30部限定スペシャルエディションボックス。
セット内容
*通常盤CD
*清水郁雄によるハンドメイドオブジェクト。(ダクトロン制作時に発生した端材を使用)
*インサート3枚。(設計図からの抜粋デザイン、制作過程写真など)
*サイン入り
ハンドメイドオブジェクトには形状の違いがありますのでご了承下さい。ランダムになります。
(税込)
Sold out
(税込)
1985年に岩田裕成氏によってスタートしたプロジェクト。自主レーベルAngakokを運営し、活動を停止するまでの3年の間にメルツバウ他、国内外の様々な主要アーティストと交流した。2009年に活動を再開しPSF Records、AILなどからリリースし、2017年、ギャラリーArt
&
Spaceここからで絵画作品の個展を行う。
自主イベントなど精力的に活動するも、2018年、残念ながら逝去。
この音源は、最後の個展の際、岩田氏から受け取っていた未発表にして最後の2017年録音作品である。
透過性分子が常に標榜していた、何処までも、幾重にも重なり、広がり続けるような成層圏サウンドを堪能出来る3トラックになっている。
悲壮、希望、全てを内包し解放するような透過性分子独自の音響である。
多様極まる東京アンダーグラウンドミュージックシーンにおいて、一種異様なスタイルを貫くKAOGANAI。
満月の夜にイベントを開催、ステージを埋め尽くすほどの廃材を破壊し、咆哮を上げ、それらを使用してインダストリアルなビートと祝祭的な混沌を生成する。
[SAMPLE]と題した今回の作品は、次回作への予告編となるもの。
リズミカルなエンジン音と叫び、サイレンのサンプリングによる爆裂インダストリアルトラック「ENGINE」、大量の廃材が高速回転するような「ΑΙΔΗΣ」、電子ノイズの集中豪雨にさらされ続けるような感覚に襲われる「SIVA」、メタルパーカッションとボイスによる抑制された美しさと不穏さが際立つ「夢ヲ占フ」などを収録、クールかつ内在する激情をも感じさせる絶妙な一枚になっている。
また、フィジカル盤にのみ、ある仕掛けがほどこされている。
(税込)
Embudagonn108、Amenonuvocoでの音楽活動や絵画作品の展示などで、国内外からコアで熱烈な支持者を獲得し続ける瘡原亘。
プライマルスクリーム療法の応用として80年代に音楽活動を始めたという瘡原の、2009年にセルフリリースされたピアノソロ。
今回、1988年、1998年の未発表3トラックをボーナスとして追加し、新装丁で再発した。
「ピアノに自分自身を投影し、ピアノ全体への直接的な暴力を伴う演奏自体によって、自己を解体・再編成し、この行為の行われている時空と、それらの埒外にただ在る「コアとしての私」との間に生じ続ける齟齬を、戸惑いながら確認・そしてわずかずつ是正しようとしている様のドキュメント。これは音楽である以前にセラピーであり、意識の(演奏行為による)即時的解放を目的とする儀式的な側面も持つ。」-瘡原
カセットテープレコーダーで録音されたこのドキュメントは、そのくぐもった質感も相まって時代感覚が曖昧になる。
それは、陽光の降り注ぐ廃屋の中庭に放置された、朽ちたピアノと独り向き合う瘡原を想起させる。
激しい連打の中に時折メランコリックさが現れ、ピアノの内部奏法では自身の肉体の内側をえぐるかのようである。
自身へのセラピーであるという演奏は、聴者自身をも内在する別の時空との対峙へといざなう。
ボーナストラックは非常にアンビエントな質感で、静謐かつクラシカルなムードも携えており、瘡原の音楽的素養の広さを見せる貴重な3曲を収録した。
Recorded 2009
Originally issued on CDR by Erinyes Record, 2009
This is 3rd edition
Artwork, Performed by Wataru Kasahara
Layout & design by Akira Matsuoka
(税込)
Released March 20, 2022
Originally issued on CDR,2010
This is 2nd edition
Recorded at Sonic Band Studio, 2010.
Hurdy gurdy, Soprano saxophone
By TOMO
Engineered By TOMO
New
Released February 16, 2022
Recorded 2011-2021
At Unknown’s room.
Self-made musical iquipments, Photograph by Unknown.
Edited & Mastered by Akira Matsuoka
New
This is 2nd edition
All materials & edited by VELTZ
New
Recorded 2003
Originally issued on CDR,
2008
This is 3rd edition
Guitar,Bass & Electronics by LouisINAGE
Photograph by Maiko Mutoh
Layout & Design by Akira Matsuoka
New
(税込)
Released February 16, 2022
Recorded 2022.
Reported (sounds, pictures) by Kyosuke Terada.
2001年、KPOキリンプラザ大阪で開催された「オプトランス!」展に併せて制作、販売された音源の再発盤。
オメガポイントよりリリースされた1st アルバム"R.G.B./ Pre OPTRON 1999"の翌年に録音されたもの。
現在のOPTRONスタイルになる遥か以前の録音。コントロール不能な放電ノイズが中心でありながら、そこに対峙する作家のインプロヴァイズとのせめぎ合いを見てとれるものとなっている。
現在のパフォーマンスの雛形にもなっている音色や、不規則に偶発的に立ち現れるリズミックなパターンなど、2000年当時のテクノイズの潮流も垣間見える、最初期の貴重な音源集。
CDR
In cardboad box
2021
(税込)
2018年、Stephen
Cornfordが主宰するイギリスのレーベルconsumer
wasteよりリリースされたアルバムのセカンドエディション。
カラーパターンジェレネレータ、デジタルビデオトランスミッターなど、テレビにまつわる周辺機器によるお互いの干渉や、真空管テレビの自然発生的なノイズなどを採取したトラック集。
一聴しただけでは自然発生にはまるで聴こえないアンビエントテクノイズ、リズミックなノイズトラックなどを収録。アナログテレビからのサウンドとは思えない芳醇な音楽的響きを有している。
また、今回はconsumer
wasteからのリリースには収録されなかった未発表トラックを追加。
アナログテレビの持つ未知数の可能性に改めて気付く彩りあふれるトラック集になっている。
シャッフル再生することで、新たな楽しみ方の可能性が広がる。
2CDR
In cardboad box with insert card
2021
(税込)
*こちらの作品は受注生産になります。ご注文いただいてから数日後のご発送になります。
地上波アナログ放送終了10周年の節目に合わせて制作されたボックスエディション。
消えゆくアナログテレビに捧げてかつて制作された2枚の音源を再コンパイル。
1枚はテレビ放送終了時に流されていたお馴染みの「ピー」というテストトーン。
もう1枚はアナログテレビ特有の砂嵐の「ザー」というホワイトノイズ。こちらは新録で、2台のアナログテレビによるステレオバージョン。共に74分ずつ収録した。
大判のインサートには、VELTZが使用するテレビにまつわる様々機材の干渉により起こる画面変化の様を使用、ボックスには手書きのタイトルとした。
50部限定ボックスエディション。
アナログテレビのみによるサウンドを6トラック収録。ライブでのアプローチであるテクノトラックや純粋ノイズミュージックを、可能な限りラフで新鮮なままに報告していくレポートシリーズの第一弾。VLZ PRODUKTの最初期のコンセプトに立ち返り、よりリアルタイムで生々しくコンパイルしていく。
(税込)
Nigel Jacklin、Neal Purvis、RichardとPhilip Rupenusというメンバーで構成されていたAlien Brains。
インダストリアル・ミュージックの傑作「Live At The Basement」が今回、初CD化される。
歪んだ声、くぐもった叫び、エレクトロニクス、メタリックな軋み、物憂げな金属音、そして天上から響くかのような反響によるカオティックな騒乱が、インダストリアルな無意識下への陰鬱な旅にいざなう。
創始者であるNigel Jacklinの貴重な近年のインタビューを収録した12ページブックレッは、この謎めいた伝説的なグループにより光を当てたものとなっている。
On this occasion Alien Brains consisted of Nigel Jacklin, Neal Purvis, Richard and Philip Rupenus.
Now, for the first time, the Industrial masterpiece Live At The Basement is available on CD: a chaotic whirlpool of distorted voices, muffled screams, electronics, metallic squeals, languorous
clanging and echoes in excelsis which combine to create a dark, sombre journey into the industrial unconscious.
The rare, recent interview with founder Nigel Jacklin included in the accompanying booklet sheds further light on this mysterious and legendary group.
CD
digisleeve
2019
(税込)
2018年に制作されたuntitled 6トラックを収録。
南アフリカでのフィールドレコーディングを使用したuntitled #368、北京のエキシビション”Xcelerater”からの委嘱を受けて制作されたuntitled #363、ロペスらしい音の微粒子と深いドローンサウンドによるクールアンサンブルのuntitled
#367、さらには高速カットアップコラージュのようなノイズトラックや,女性ボイスを重層的に用いて構築された荘厳なトラックuntitled #362など、バリエーションに富んだ充実盤。
CD
Compilation
Jwell case
2019
02 Takamitsu Ohta / pichang pochang
03Fuguli / Untitled
04 minoru sato -m/s / Whistler of Electricity in the Land of
Corrosion #1
(税込)
VLZ PRODUKTオーナー松岡亮が2016〜2018年に運営した南青山のギャラリースペース「Art & Spaceここから」での出会いをコンパイル。
ベテランサウンドアーティスト佐藤実をはじめとして、hofli(スティルライフ etc)、hakobune、京都在住の現代美術作家大田高充、fuguli、_DEFUNCTNESSの6アーティストによる"風景の音楽"集。
美しいアンビエントドローン、写実的な風景の音楽、普段耳にすることの出来ない物理の世界の音の風景。
ジャケット写真には、Art & Spaceここからでの最後のインスタレーション展示を行った陶山ゆつき。隣り合いながらすれ違う様々な風景を、バリエーション豊かなサウンドと写真で横断する。
Cassette box
Limited 80copies
Sign & Numberd
2019
Side A : THE CAESAREAN OPERATION - RESEARCH 15 [excerpt]
Side B : Event: Fujisawa Airport [excerpt]
(税込)
日常や記憶にまつわるごくありふれた物品をレディメイドとして陳列/展示し、その会場や街で実験とも日常の行為ともつかないミニマルな行為を行い、克明に記録していく"Reserch"を行なっていた時期の、「帝王切開」と銘打たれた展示会場でのパフォーマンス録音。
Side Aは、会場内に延々と流されるエルビスプレスリーの音楽と、鉄製のアーチにドリルで穴を開け、アングルを取り付ける際の実況録音。このプレスリーの音楽もアメリカ批判などの意図はなく、以前聴いていたという記憶からのものに過ぎない。ドリルで穴を開けるという行為にはセクシャルな意味を含むようだが、プレスリーとの関係性は不明である。
(収録時間30分)
Side Bは藤沢飛行場でのイヴェントの実況録音からの抜粋。空港の敷地内で目にしたものを言葉にし、そこから連想される言葉の連なり。やはりこれも新里の記憶に因るものが多い。
(収録時間30分)
彼の表現は全てにおいて何気ない日常や過去の記憶との境目がなく、完結した「作品」としての様相を一切排除している。それは、淡々と克明に記録された「行為」全てが単に新里本人の日常を表し、そして、新里そのものが作品たりえるということなのかもしれない。
Cassette box
Limited 100 copies
sign & numberd
c-20
2018
Programming and manual operation
Background sound by ATSUHIRO ITO's OPTRON
(税込)
軽井沢ニューアートミュージアム「アートはサイエンスⅡ」(2017-2018)のために制作された, ポータブルアナログテレビのみによる作品のサウンドを収録したエディション。
Art & Space ここから最後のグループ展"From Here to Everywhere"に出展の際、合わせて制作された。
個体差による音色の組み合わせ、電圧制御のみによるテクノミュージック自動演奏装置。
任意に設定された尺の異なるシーケンスパターンがずれ込みながら絡み合い、リズムパターンが絶えず微妙に変化し続ける。
Side Aは、展示の為のプログラミングに加え、若干の手動操作を加えることで、展示作品の状態で盛り込めなかった音楽的展開の要素を実現したトラックを収録。
Side Bは、展示の為のオリジナルプログラミング、また同スペースにて展示されていた伊東篤宏のOPTRONサウンドを同時に収録した。
CD
2017
ライナーノーツ : 佐藤薫(EP-4)
Linernotes by Kaoru Sato(EP-4)
マスタリング : 中村としまる
Mastering by Toshimaru Nakamura
ジャケットデザイン : 河村康輔
Cover Design by Kousuke Kawamura
収録トラック
1. morning
2. afternoon
3. evening
4. night
5. rainy night
6. midnight - last train
(税込)
BCLラジオを複数台使用したパフォーマンスを行う、女性アーティストA.Mizukiによるソロユニット「 Radio ensembles Aiida」の初の作品集。
「IN A ROOM (Radio of the Day #1 )」というタイトルに表れているように、全ての録音は彼女の部屋で行われた。
日々彼女を取り巻く、朝の鳥の鳴き声、雨音、終電車、そしてPCや様々な電化製品の発する電磁波など全てを取り込んだ、とある日常の中のアンサンブルのDiary。
リレースイッチの電流制御により生まれる硬派かつシンプルなビートや電磁波音響サウンドは、かつて90年代を席巻したPansonicやnoto、mego勢が提示したエラーテクノイズを彷彿とさせる。
しかし、全てのトラックがフィールドレコーディングの手法で行われていることに加え、回転するターンテーブル上に置かれたラジオから発生する立体的なロータリーサウンドが作り出す空間へのアプローチにより、プリミティブかつトライバルな空気感をたたえつつ、日常では通常避けるはずのラジオの発するノイジーなサウンドをより身近なものであると認識出来る、不思議な作品集に仕上がっている。
そしてそれはまるで、彼女がラジオのスイッチをONにした瞬間から発生する引力に引き寄せられ集まった様々なサウンド達が執り行う祝祭の儀式の「現地録音」のようである。
そして、彼女はその中の一員にすぎないのかもしれない、という錯覚さえ覚えるのだが、確実にその場を支配しているのは、やはり彼女なのだと、ふと気づく瞬間が訪れる、非常に魅惑的な音響ノイズ作品である。
日常に溢れる環境音や飛び交う電磁ノイズ全てを引き込む「解放された密室」で精製されたこの音楽は、2017年最新の「都市型フォルクローレ」と呼べるかもしれない。
Edition cococara
/ Japanese Art Sound Archive
Cassette box
Limited 80 copies
Sign & Numberd
C-60
2018
Side B : 1974. 4. 28
(税込)
1974年当時、作品に実際に使用されたカセットテープの音源から収録。
実際には25日分の録音された眠りに落ちるまでのカウントが一斉に再生されていた。
反復、重ねること、記憶が一貫したテーマにある高見澤にとって、カセットテープレコーダーいうメディアは表現の新たな可能性を秘めていたことであろう。
覚醒、睡眠を繰り返し行う人間の営み、人間が生きる間に繰り返す全ての行為は反復であり、記憶、忘却が絶え間なく行われ上書きされ、消滅していく。
高見澤のこの作品に触れると、その絶え間なく繰り返される記憶と忘却の彼岸に立ち覗いているような、浮遊する観測者のような感覚にとらわれていく。
今回制作されたエディションには、その作品を形作っていたマテリアルが収録されている。Roman Opalka、河原温などにも数字のカウント作品があるが、高見澤のマテリアルは、数字を間違えたり、途中で眠ってしまったり、しどろもどろになったりと、非常にユーモアのある録音物としても楽しめる内容になっている。
外を行く車の音などの環境音も含め、当時の空気感が閉じ込められた質感を持ったこのマテリアルは、作品の一つのパーツを持ち帰るものとして非常に貴重なアイテムとなっている。
Cassette box
Limited 60 copies
signed & numberd
2017
Side A : 1:47
Side B : 1:47
(税込)
Title :
duplicate copy of RUST MAGNETIC TAPE, as a transcription
of unevenness caused by having applied iron oxide particles as paramagnetic substance on polyester base by hand,
for #Edition cococara
常磁性体としての酸化鉄をポリエステルベースに手で塗布したことによるバラツキの転写として、Edition cococaraのための磁気テープの複製
2017年、VELTZである松岡亮が運営するArt & Space ここからでの個展に併せて制作されたギャラリーエディション。
展示された佐藤氏による錆磁気テープのサウンドを収録。
This edition was manufactured for solo exhibition at Art & Space cococara.
May.21 - June.3, 2017
Land of Corrosion
-a few practices related with iron oxide-
腐食の地 -酸化鉄に関する幾つかの試み-
(税込)
オメガポイントからのアルバム「アナログテレビに捧ぐ」から2年半。今作はVELTZの幅広い実験性を更に広範に渡り収録した、未発表を多数含むアーカイブである。
表 題作である「Secret Performance」は、2011年初来日を果たしたパワーエレクトロニクスの雄RAMLEH、cuthands、 インキャパシタンツが出演した東京/代官山unit でのイベント出演時の完全収録。覆面に加え全身黒づくめ衣装でのオープニングアクトとしての演奏で、当時、名前も一切公表されずの完全にシークレットで あったため、そのパフォーマンスの完成度の高さに問い合わせが相次いだ。
こ のアーカイブ盤は、無音トラックである「World is Loud」で幕を開ける。しばしば無音によるアプローチを見せるVELTZであるが、このトラックは、あまりの情報過多、不穏な空気に満たされる現代の状 況へ向けてのVELTZならではのアーティスティックな返答である。
ま た「アナログテレビに捧ぐ」には収録されなかった非常にポップかつパルステ クノイズ的なアプローチでアナログテレビを演奏する「Voltage controlled broken TV music」、サックス6人とバイオリンによるドローンオーケストラ「VELTZ/OR」、村井啓哲や西原尚などとのコラボレーション「Endless Summer」、カセットテープレコーダー自体が発する微細なノイズのみによる「Tape recorders orchestra」など多才な実験性に溢れる実験結果を収録。
VELTZの掲げるテーマである「廃棄物による音楽の再構築」が如実に表れていると共に、今後のよりPOPな方向への架け橋として重要なアーカイブ盤になっている。
CD
Limited 300copies
2014
♪For violin, viola & tape -excerpt-
♪Extended piano -excerpt-♪Air guitar-excerpt-
(税込)
ライナーノーツ 畠中 実 (NTT インターコミュニケーションセンター ICC)
linernotes by Minoru Hatanaka (NTT ICC)
NTT ICC「オープンスペース2015」での展示作品の記憶が新しい、日本での人気の高まりを見せる実験音楽家Stephen Cornfordの初期作品集。
カセットテープレコーダーやターンテーブルなどを改造し、その機構そのものが発する微細な音を拾い上げ、本来のものとは全く異なる姿を新たに提示するアーティストである彼が、キャリアの初期に作り上げた「動く彫刻」の音の記録。
今作では、バイオリン、ギター、ピアノなど既存の楽器を使用。それぞれの楽器の持つ、音を発する機構の部分を拡張し、視覚的/聴覚的に全く新しい領域を提示してみせる。
ア ナログテープそのものがバイオリンの弦を鳴らすと同時に録音をもする「For violin, viola & tape」、ギター本体そのものを高速で回転させることにより発生するドップラー効果を利用したドローンサウンドが美しい「Air guitar」など計6トラック収録。
サウンド、写真、解説全てが脳内で結びついた時、その「動く彫刻」の持つ驚異的な機構に対する驚きで、聴いた者の思考が「停止」するかもしれない。
クラシカルな美しさとノイズミュージックのような激しさを併せ持つ、初期作品集にして彼のアーティストとしての思考の根幹が提示された重要盤になっている。
(税込)
PSFレコード コンピレーションCD「tokyo flashback 6」収録以来、音源化を望む声の高まる中、初の音源集が満を持して登場。
2004年結成当時から2007年までに録音されたスタジオトラック、ライブトラックで構成されている本作は、サイケデリックミュージックユーザーを刺激するあらゆる要素が一作目にして全て詰まっていると言っても過言ではない一枚になっている。
ギター、ベース、ドラム、オルガン、女性ボーカルという基本的な編成でありながら、この独自の空間性は異常。
地を這うような円香のボーカルを、時に地面に留め、時に空へと解き放つルイス稲毛のギターと高橋のタイトかつ冷静なドラム。
派手な奏法を一切排除し絶妙に配置された、たゆたうオルガンサウンドの一音一音が、蜃気楼のごとき夜光虫の世界観を助長する。
2000年代に制作されたものとは到底思えないこの白昼夢的トリップサイケデリアを体感して頂きたい。
ギターのルイス稲毛は本来的にはベーシストであり、でらくし、魔術の庭、初期オーラルフィット、ヒグチケイコとの共演など多数。近年ではマークフライ来日時にベーシストとしてサポート、また元MC5のメンバーでレディオバードマンのデニステックプロデュースのペニーアイキンガーのライブ/レコーディングにも全面参加。2015年現在のジャパニーズアンダーグラウンドを語る上で必ずと言っていいほど名前が上がる重要人物。
VLZ PRODUKT発足時、カタログナンバー00001としてソロ作品もリリースされている。